–皆さんはどうやって知り合ったんですか?どうしてこのメンバーで一緒にやろうと思ったのですか?
Vo. Ryo-suke、G. Hero、Dr. Rosy の3人はもともと同じ職場に勤めていたんだ。お互いが楽器をやってると知って ある時、遊びで合わせてみたのが最初のきっかけだね。それから時は流れて8~9年後 Ryo-suke がパワフルでストレートなロックンロールをやる為に自身のバンド作りを模索していて、一緒にやれそうな仲間に声を掛けていって集まったのが始まり。Kudoは 3人目のBass だけど、経験豊富なベテランで今のVACK’Sが正に望んだベースだよ。
–どうしてVACK’S というバンド名になったんですか?このネーミングにはどんな理由が?
原点に帰るっていうような意味合いで BACK 、頭文字をいじってV に変えてみたのが VACK’S もう1つ、爆音の「爆」にも引っ掛けているよ。(笑)
–パワー・ロックンロールという位置付けで音楽をやろうと思ったきっかけは?
うまいやつ、キレイにそつなくプレイするやつなら いくらでもいる。それよりも俺らは心臓にズンズン来るようなガツン!とぶっ飛ばされる位ストレートな音で表現したかった。スタイルは古いかも知れないけどね。それも VACK’S (笑)
–VACK’Sが一番影響を受けている音楽は何(誰)でしょうか?
一言ではいいにくいけど、日本のロックンロールや一部ガレージやパンク、ハードロックといったところかな。 メンバーはそれぞれかなり違った音楽を聴いてきてるからルーツはバラバラだよ(笑)詳しくはホームページやFacebookでメンバーのバックボーンを見て欲しいな。
–ファースト ミニ・アルバム「Working Man」を2013年にリリースしましたが、まだVACK’Sの事をよく知らない人の為に このアルバムの事を少し話してくれませんか? 収録曲の歌詞にはどんな意味が込められているんでしょう? 特に注目してほしい歌(歌詞)はありますか?
活動を始めて3年経った頃かな?持ち曲も増えてきたし、サウンドもある程度まとまってきたかな というところで音源を作ることにしたんだ。それまで福岡や東京を中心にライブを重ねて音源に対するリクエストも出てきてたからね。歌は、Vo. の Ryo-suke がバイク乗りって事もあって、モーター系、バイク系の歌詞が多いよ。あとは俺たちが毎日普通に生活したり、働いたりしてて感じる事やなんかを 音に乗っけて吹っ飛ばしてる感じかな(笑)
–ファースト フル・アルバム「FREEWHEEL」をつい この6月に発売したばかりですが、こちらも素晴らしいアルバムですね!本当にクールなロックンロールです。このアルバムの最大の特徴は何でしょうか? 歌詞の中に込められたメッセージで特に強調したい事とかってありますか?
前作から約2年半、Kudoが加わってサウンド的にも更に分厚く クオリティも上がったと自負してる。今のバックスの良さを出し切ると共に意識したのはラインナップの豊富さだね。これぞVACK’Sっていうストレートな曲もあれば、オールドスタイルのシンプルなロックンロールナンバー、ハードロック調の曲、そして、日本が未曾有の災害に見舞われた時の心情を綴った唄など、今回のアルバム制作以前からあった曲も含めて 全編聴いてて飽きない、バラエティーに富んだ内容になってるよ。
–「40(Forty)」という曲がありますが、もしかして石橋凌さんの”After 1945″ からの影響を受けたりしていますか? 私自身心を揺さぶるこの曲がものすごく好きなんです。この曲について少し解説してもらえますか?
この曲が好きって言うファンは多いね(苦笑)。 石橋凌さんはリスペクトする偉大なミュージシャンだし、“After 1945″も名曲だけど、「40」はそこからインスピレーション受けたわけじゃないよ。内容は、今40代になって 二十歳の頃、ガキの頃 と何も変わっていない自分、そんな自分への郷愁ってよりは 自分とそしてファミリーへの賛歌みたいなもんかな。
–VACK’Sの将来の目標は何でしょう? 何か大きなプランはありますか?
基本はこれまでと一緒。ツアー主体のバンドとして出来る限り精力的に活動を続けていきたいと思ってる。もちろんホームである東京・横浜ではこれからも色んなイベントやライブをブッキングしていくんで、要チェックだよ!
–皆さん 仕事を持っている「ワーキングマン」ですよね? 日々の仕事を続けながら、バンド活動もやってゆくって大変じゃないですか?
そりゃあ もちろん大変だよ(笑) みんなハードワーカーさ。だから全員のリハの日程を合わせるんだって一苦労だよ。 でも、いくらクタクタになってても体がガタガタでもステージは全力でぶつかる。これが本当にカッコいいって事なんだと思ってる。
悠々自適で余裕かましてるヤツのお遊びみたいなステージなんて面白くもなんともないだろう?
–ライブに向けてどんな準備をやっていますか?
特にないよ。普段通りのリハさ。ライブそのもののブッキングは知り合いのコネクションだったり、リピートしてるイベントへの出演、それに友人のバンドからの対バンの誘い等々だね。
–VACK’S の曲の中で一番好きな曲は何ですか?
それぞれに思い入れがあるので1曲には絞れないけど、各アルバムのタイトル曲(Working Man, FREEWHEEL)は何といっても VACK’S の代表曲だし、最も俺たちの音楽の特徴を表していると思う。
–最も思い出深いライブは?
これもメンバーそれぞれだろうけど、バンドとして記念すべきライブはやっぱり DEBUT LIVEである博多Livespace ZERO でのライブだろうね。「おっさんをなめるなよ!」という20年以上続く長寿イベントで全国から猛者が集まる中、オリジナル数曲を持ってVACK’Sとしての初のステージがどれだけまともに聴いてもらえるか、いろんな意味でいい洗礼になったよ。
–つい最近MV(Music Video)を撮りましたよね、感想はいかがですか?収録に当たって大変だった事はありますか?
今回はアルバムリリースに合わせた PV (Promotion Video) として撮った訳だけど、
VACK’Sとしては初のPVだったんで、新鮮で楽しかったよ。当然音は出来ててアクションだけをそれに合せる作業なんで、普段イメージしてる事を表現するいい機会になったね。バイク画像のはめ込みとかもあって、とてもクールな仕上がりになってるんで ぜひ多くの人に観てほしい。
–外国でプレイするとしたらどこの国でやってみたいですか?また、その理由は?
条件さえ整えばどこだって行ってみたいよ。問題は時間と金かな(笑)
–これからバンドを始めようとする人たちに何かアドバイスがあればお願いします。
始めるのに遅すぎるなんてことはない。50近い俺たちよりさらに年上の先輩たちが
クレイジーなほどパワフルなステージを現役で続けてるのを見ればわかるよね!
言い訳無用!やるべし!
–今 お気に入りのバンドはどこでしょうか?
オリジナルをやっているバンドとしては、他のバンドはみなライバルでもあり仲間でもある。吸収すべき要素はどんなバンドにも沢山あるよ。単純にリスナーとしての目線で
ここ数年最もご縁が深いのはMMSだね。
–最後に、VACK’Sファンへのメッセージをどうぞ!
これからもVACK’S は「爆音」「VACK’n ROLL」を引っさげて 色んな所に出向き、
熱いステージを届けたいと思ってるんで引き続き応援よろしく!
Thanks and love,
THE VACK’S