Interview with Nagasawa Tomonori

先ずはvkgyの読者に長澤さんの自己紹介をお願いします。

音楽ライターとして飯食ってます。
基本、オールジャンルで対応しています。
最近はアイドルが中心、あとは、ヴィジュアル系も多めです。
雑誌やWeb Siteから仕事をいただきライティングしていますが、
レコードメーカー/プロダクション/アーティスト自身から依頼(有料)を受け、
自分でいろんなWeb媒体にニュース配信も行なっています。
仕事は、いつも受け付けています。
以下のような音楽サイトも持っています。
http://vues.jp/
(問い合わせは日本語オンリーでお願いします。英語わからないので)

ビジュアル系バンドの取材を始めたきっかけを教えて頂けませんか?ご自身でもビジュアルバンドは好きですか?ビジュアル系バンドの音楽性で特徴的なところはどこですか?

ヴィジュアル系バンドの取材を多くやりだしたのは、SHOXXという雑誌に関わってからです。

一番最初に取材したヴィジュアル系バンドは…正直覚えていませんが、アリーナ37°という雑誌で、AURAやCOLORあたりを取材したのがきっかけかも知れません。

ヴィジュアル系バンドは…好きです……というよりも、好きでした……かな?

今も仕事でヴィジュアル系バンドには関わっていますし、もちろん、良いバンドもあります。

ただ、昔のように自分の人生を変えるようなワクワクは感じていません。

自分がヴィジュアル系バンドに惹かれたのは、その音楽に心がワクワクした(心が踊った)からです。90年代のヴィジュアル系バンドの音楽は、当時の日本の流行りの音楽とは異なり、ロックのイズムを持ちながらメロディのセンスも良く、しかもちょっと切ないメロディや、心の内側を記した悲哀な歌詞が多かったように、マイナー系の音楽を好む自分にはとても刺激的でした。

  2010年代以降のヴィジュアル系バンドは、みんな同じようにしか聞こえないし、自分の心に響く音楽は…正直、すぐには思い浮かびません(あくまでも自分はです)。

  ただ、ヴィジュアル系バンドの取材は、愛称が合うのか?感覚が似てるからなのか?やりやすいですし、そこは長くやり続けたいなと思っています。

  もちろん、良い音楽はたくさんあると思います。自分が激しく心を揺さぶられていないだけで、自分以外の人たちはたくさん心揺さぶられているからこそ、今も数多くの人たちが応援しているわけですから、そこは肯定しています。

ヴィジュアル系バンドの特徴として自分が基準にしているのが、EX-ANSの音楽性。自分がヴィジュアル系バンドを好きになり、この世界に導いたのが、EX-ANSが描き出していた世界観。

  耽美で切なく、心の痛みに寄り添い、しかも気持ちを熱くさせるロックの衝動も持っている。自分がヴィジュアル系にのめり込んだ原点がこのバンドのように、自分にとってのヴィジュアル系の基準は、彼らのような音楽スタイルだと思います。

過去にお仕事をされていた雑誌を教えてもらえますか?また、ライターとしてのお仕事についてもう少し詳しく教えてください。今も雑誌のお仕事をしているのか?

【もともと雑誌のライターから始まっているように数多くあるので、もう自分でもよくわかりません(笑)

今も雑誌の仕事はしていますが、ヴィジュアル系雑誌のCUREくらいですかね。たまーに、アイドル雑誌ですがBIG ONE GIRLでも書いています。他にも、たまーに雑誌やフリーペーパーで頼まれて書くこともありますが、自分に関しては、今は雑誌の仕事は少ないです(今も雑誌メインのライターもいると思います)。

ライターの仕事は、基本クライアイト(雑誌やWebの編集者)から「●●の取材をやって欲しい」と頼まれ、インタヴューやライブレポートなどを行なうのが中心です。自分は少ないですが、CDレヴューや分析記事を書いている人たちも多いです。

  加えて、自分の場合はいろんなWeb Siteにニュース配信もやっているので、メーカー/プロダクション/アーティスト自身から「ニュース配信用の記事を書いてください」ということで、Web掲載用のニュース記事を書いたり、ニュース用にライブレポート記事やインタヴュー記事も書いています。

ビジュアルバンドのライターに何故なったのですか?ポップ、パンク、ロックバンドよりビジュアルバンドに関心を持たれたきっかけを教えてもらえますか?

自分の場合は、ヴィジュアル系専門ライターではなく、ヴィジュアル系も取材しているライターになります。多く手がけるようになったのは、90年代にSHOXXやVICIOUSという雑誌に関わり出したのが大きかったと思います。

当時は趣味でイベントの開催もしており、よくヴィジュアル系バンドを集めてイベントも行なっていました。とくにインディーズ系のバンドとは繋がりも多かったことから、それで若手バンドの取材を頼まれることも多かったです。

VICIOUSに掲載していたインディーズバンドの情報やインタヴューは、ほぼ自分がやっていたように(後半は違いますが)、自分がヴィジュアル系バンドの情報発信元だった時期もあります。

ヴィジュアル系バンドを多く取材で手がけていた頃も、同時にポップスやヴィジュアル系以外のロックの取材も行なっていたので、他のジャンルを拒絶はしていませんでした。

ただ、90年代のヴィジュアル系バンドの音楽は、心をわくわくさせてくれました。ポジパン・ビートロック・パンク・メタル・インダストリアル…とにかく、いろんな音楽性を持ったバンドたちが、化粧をしているという共通項だけで寄り添っていたように、そこへすごく惹かれていました。

数多くの人たちが影響を受けているX JAPANやLUNA SEAなども聞いていましたけど。自分に影響を与えたという面で言えば、やはりEX-ANS・D’ERLANGE・(初期の)L’Arc-en-Ciel・DESIRE辺りかなという気がします。他にもたくさんいます。90年代当時は、好きなバンドがめっちゃいました。ここには載せきれないです。

最初にバンドのインタビューを始めたとき、やりがいを感じましたか?「これは自分に向いている」と感じた理由は何ですか?

はっきり気持ちは覚えていないですが、それまでインタヴューをやった経験がなかったので(いきなりプロとしてやり始めたので)とても苦戦した記憶はあります。

  でも、楽しかったし、やりがいを感じたからでしょうね。音楽ライターのキャリアは30年くらい経ちましたが、今でもインタヴューの難しさは感じますが、楽しいです。

  難しいのは、相手が話したことを自分がしっかり理解し、受け止め、それをまた質問にして投げ返すというやりとりが、かならず上手く行くとは限らないからです。同じアーティストでも、聴きたい内容が変われば、相手の伝えたい気持ちも変わるように、インタヴューする自分が何処まで理解を深めていれてるのかは、正直やってみないことにはわからないように、毎回緊張感はあります(たまに、解釈が違っていることや、言ったことを理解できずにとんちんかんなことを返答してしまうこともあれば、お互いの伝えたいことと、こっちの聴きたいことが噛み合わないと、インタヴューは上手くいかなかったりするので)。

ビジュアル系バンドの魅了として「悲哀な歌詞」を挙げていたことに興味があります。心が荒んでいる人にとってもビジュアル系バンドは魅力的だと思いますか?

無理に明るく持っていきたくない人には、とても向いていると思います。いわゆるPARTY PEOPLEのように、みんながみんな明るくHAPPYなことを求めているわけではないです。

  悲しい気持ちに悲しさで寄り添ってくれたり、苦しい心のときに、同じ痛みを持った人の姿に励まされることもあります。

  ヴィジュアル系バンドの場合、哀しみや絶望、苦しみ、切ない気持ちなど、ネガティブな感情を歌うことが多ければ、サウンドも暗く重いように、ネガティブ思考な人には、とても親しみを持てる音楽だと思います。あと、哀愁というか、心をキュッと切なくさせる効果を持った音楽がヴィジュアル系には多いので、切ない気持ちに胸をしめつけられたい人にも向いていると思いますう

インタビューやライブレポートを「よく」するものは何だと思いますか?執筆の際に伝えようと努力しているテーマはありますか?

ライブレポートに関して言うなら、自分はなるべくライブを観ながら、そのときに感じた気持ちをそのままパソコンに打っています。つまり、そのときに感じた気持ちを、そのまま言葉にしているように、そこに臨場感や生々しさが出るのかなと思っています。

  メモ書きをしなきゃいけない場合は、なるべく多く言葉をメモしながら、あとは、改めて自分の頭の中で当時のライブの模様を再現し、感じた気持ちを言葉にしています。

   インタヴューは、まず相手がその楽曲や作品を通して伝えたい想いを読み取るようにしています。その解釈が合っているか、間違っているかは、聴いてみないことにはわかりません。

  相手の言葉を聴かない評論や分析なら、自分の主観(考え)だけで構いませんが、インタヴューは相手が伝えたいことを、本人に変わって伝えるのが役割だと思います。なので、自分の解釈が合ってようが間違っていようと、相手が言った言葉を即座に理解し、その言葉の意味を、どんどん深く追求していくようにと心がけています。

  インタヴューは討論ではなく、相手の気持ちをくみとり、言葉にしていくこと。そこを心がけています。

イベント開催としての趣味について少しお話していただけますか?どういう経緯で関わるようになったのですか?

イベントは、「自分が観たいバンドを集めて一気に見たほうが、いちいちライブのスケジュールを探して観に行くより楽だし…ということで始めました。

  とくに誰かと一緒に始めたわけでも、誰かに習ったわけでもなく、全部独学でした。と言っても、楽器のことなどわからないので、その辺はバンドとライブハウスの人たちに任せていました。自分は、観たいバンドを集めては、いろんなライブハウスを借りてイベントを企画。

  最初はヴィジュアル系ではなく普通のインディーズのロックバンドでしたが、そこでバンドとの繋がりが深いこともあって、ライターをやることにもなりました。

  ヴィジュアル系のイベントは、まだヴィジュアル系という言葉が生まれる前、日本では「お化粧系」「黒服系」と呼ばれていた頃から、「このジャンルの人たちは面白い」と積極的にイベントを企画するようになった形でした

当時の「お化粧系」と「黒服系」と「ビジュアル系」という言葉について、この3つの言葉に違いを感じましたか?それとも、単に同じ概念のための言い回しだったのでしょうか?

当時は、明確に示す言葉がなかったから、伝えやすい言葉として「お化粧系」「黒服系」「ヴィジュアル系」という表現が生まれたような気がします。結果的に、ヴィジュアル系という言葉がその中から一人歩きしたというか、一番明確に示していたのが大きかったから、みんなその言葉を使うようになったんでしょうね。あと、HIDEから派生しつつ「VISUAL  SHOCK」という言葉もよく使われていたので、結果的に,インパクトの強さを持った「ヴィジュアル系」という言葉が大きく支持を得たのかも知れません。

「ビジュアル系」がそのようなバンドのジャンルとして認められたのはいつですか? 当時は「新しいジャンル」と見なしていましたか?

ヴィジュアル系が生まれた当時は「新しいジャンル」だったのかも知れないけど。もともと音楽性のジャンルではなく、化粧している人たちが集まっている界隈=ヴィジュアル系だったし、当時、一般的な音楽好きな人たちはヴィジュアル系を「上手くもない連中が化粧をして女の子にモテている」的な捉え方をしていたように、そのジャンルに傾倒した人たち以外は、聴く以前に、見た目で毛嫌いしていたし、評価もしていなかった。

 ヴィジュアル系の中にいる人たちは、外の音楽シーンに憧憬を持っている人たちも多少はいたが、そんなの気にせず、そのシーンの中でいかに個性を競うかを楽しんでいた気がします。

 なので、90年代のヴィジュアル系は、ヴィジュアル系好き以外の人たちからは、虐げられていたし、相手にもされていなかったし、バカにされていたジャンル。

  でも、中の人たちは、別にそんな外の空気は相手にしていなかったから、独自の音楽文化として育ってきたし、それを認めてくれたのが海外の人たちだった。

  なので、今でもジャンルとして認めていなかったり、バカにしている人たちは多いジャンルでしょ。昔も今も、演者も客もどこかしらコンプレックスは持っているし。だから「ヴィジュアル系から卒業」とかくだらない発言をする奴らもいるわけなので。

 まぁ、一般的に認められたという面では、「BREAK OUT」というテレビ番組で話題になり、お茶の間にヴィジュアル系バンドの存在が広まったときからじゃないですかねぇ。

当時、長澤さんはビジュアル系と非ヴィジュアル系の両方について書いていたとき。長澤さんの視点では、「ビジュアル系」とは何だったのでしょうか?例えば;「グラムロック」とは違いますか? それとも「ビジュアル系」は単なるマーケティングの仕掛けだったのでしょうか?

同じ音楽なので、分けて捉えることはなかったかな?。いや、どうだろう。

ヴィジュアル系業界では、他のジャンルの仕事をしていることは言ってなかったし、他のジャンルの仕事の場では、ヴィジュアル系の取材をやっていることも言っていなかった。理由は、そんなことを聴く人がいないから、言う必要もなかっただけのこと。

  でも、非ヴィジュアル系の人たちがヴィジュアル系をバカにする発言をしているときは、とくに反論することなく、ただ受け流していたように、「好き」とおおっぴらに言えないジャンルだったような思い出はあります。

  ちなみに、グラムロックもメイクしてるメタル系もヴィジュアル系に括ろうと思えばそう出来るんだろうけど。日本では、あまりその捉え方はしていなかったです。自分も、グラム系とメタル系とヴィジュアル系は異なるところにいる存在という捉え方だったし。

  もちろん、ジャンルの枠を超えて混じってくるバンドもいたけど。でも、ヴィジュアル系好きにとっての一番の基準は、エクスター系・フリーウィル系・デンジャークルー系と、その界隈から発生したファミリアトゥリーに入るバンドがヴィジュアル系という捉え方だった感じはします。そもそも、ヴィジュアル系の出発点がそこだったというか。。。

過去に戻って、 数バンドは、ビジュアル系のジャンルが気に入らなかった。 彼らはその言葉を完全に嫌っていた。そんなバンドをどう感じればいいのだろうか。やはりビジュアル系なのだろうか?

自分にとってはLUNA SEAもL’Arc-en-CielもGLAYもヴィジュアル系だけど、本人らが「違う」と言うのなら、そうですかと受け止めればいい。でも、そのバンドを好きになった人が「俺は」「わたしは、彼らはヴィジュアル系だ」と思っているなら、それで良いんじゃないかな。

  ジャンルから抜けたり、卒業したと言ってる人たちに対して、「違うだろ」と言っても意味ないので。

長澤さんはろいろいなタイプのアーティストにインタビューしました。異なるタイプのアーティストにインタビューするとき、異なる考慮事項をとりますか?例えば、V系バンドとアイドルとのインタビューの違いは何ですか。

全部同じです。だって、人にインタヴューしているのだから、何も変わらない。もちろん、音楽性面で聴く質問は違ってくるだろうけど。根本は一緒です。

myuu.jpで過去インタビューの中でSHAZNAはビジュアルバンドの走りだと読んだことあります。「系を極めたSHAZNA」しかし海外においてXJAPAN, Malice Mizer, DIR EN GREY, The Gazette に対する認知度が高いです。また、日本のビジュアルファンも…SHAZNAについて言及されているのをあまり見かけません。SHAZNAに対する印象が残ってないのでしょうか?

 日本の一般層にヴィジュアル系の認知を広めたのは、間違いなくSHAZNAです。「BREAK OPUT」という番組を通し、ヴィジュアル四天王の一つとして話題になりました。

  中でもSHAZNAはポップでキャッチー、いわゆるヴォーカルのIZAMが女形だったこともあり、ヴィジュアル系という印象を世の中にとてもわかりやすく伝えれば、彼らの活動によって日本全国にヴィジュアル系の存在が広まったし、認知もされました。

  その当時だけを見たら、まったくヴィジュアル系の知識もない人たちにヴィジュアル系という存在を認識させたのは、X JAPAN以上にSHAZNAのほうが上です。

  ただ、糞みたいなやっかみからなのか、ヴィジュアル系ファンがSHAZNAの存在を認知したがらないだけなんでしょうね。ヴィジュアル系を語るうえでSHAZNAの存在は欠かせません。

   ちみなに、今、SHAZNAは復活して活動をしています。女性メンバーがいたりなど、純粋にヴィジュアル系としてまわりが受け止めているかはわかりませんが、本人らがヴィジュアル系と思って活動しているならそれで良いし、自分は男女スタイルだろうとヴィジュアル系だと思っています。

最近は似たようなビジュアルバンドが目につくようになったように思います。見た目はビジュアル系だが DIR EN GREYやGazetteがこれまで発表してきたような良い楽曲は出せてないように思います。何か新しい衝撃を与えるような新しいビジュアルバンドはいますか?

  詳しく調べているわけではないので、正直自分はわからないです。でも、ラウド寄りのシーンは活性化していますし、YouTube上でも癖の強いバンドを紹介している人たちも多いように、自分は知らないだけで、きっといるはずです。

ソフトビジュアルは姿を消してしまったように思いますが何故でしょうか? (GLAY, Raphael, WAIVEに似た音楽)

 いないわけではないですが、あまり目立ってないのは、コテコテなメイクバンドを支持する人たちが多いシーンのように、みんなそこを求めているからじゃないですかね。

  コテコテなメイクが好きでバンドを始めたのか、コテコテなメイクのほうが人気を得やすいからそうしているのかは、自分はわかりません。

これまで一番印象に残ってるV系インタビュー内容は何ですか?

  うーん、浮かばない。印象に残らないではなく、強烈に印象に残ってる…と言われても、なんか…浮かびません(笑)。

  4時間待たされ取材が延期になったとか、そういうのは覚えてますけど(どのバンドかは言いません)

記事を執筆する以外の雑誌の仕事はありましたか? たとえば、出演するアーティストの選出などには関わっていましたか?

自分は依頼された取材を行うのが基本スタイルなので、とくにやってはいませんでした。

編集作業にも自分は携わっていなかったので、それもないです。

ただ、ほんの一時期だけ、VICIOUSというヴィジュアル系雑誌の立ち上げから3-4年くらいはインディーズページを担当し、自分が取材ブッキングしたい人たちを自由に取材をしたり、ニュースも全部自分で集めてきたり、応募してきた情報を掲載したりということはやっていました。

  まぁ、それくらいです。

バンドのインタビューで「これには触れてほしくない」と感じているトピックはありますか? たとえばバンドをやっている人の中には、過去についてあまり話したくない人もいるようです。

それ、事前に「この話題はやめてもらえると嬉しい」と言われることがあるので、スキャンダルや嫌なことを聞き出すのが仕事ではないので、そういうのがわかったときは、とくに触れないです。

インタヴューしたあとに、「やはりあの部分はなしにして欲しい」と言われれば、そういうところは触れないようにもしています。

そこは臨機応変、柔軟に対応しています。

なぜビジュアル系は比較的ニッチなジャンルであるにもかかわらず、これほど息が長いのだと思いますか?

ニッチだから良いんだと思います。昔も、今も、そう。日本の音楽ファンの間で、ヴィジュアル系はいまだに偏見の目で見られているジャンルです。とくに90年代は、一般の音楽ファンは、ヴィジュアル系を「気色悪い」存在として見ていました。ヴィジュアル系バンドやそのシーンを好きな人たちも、堂々と「俺は、わたしはヴィジュアル系好き」と言いにくい雰囲気もありました。 だからこそ、他のシーンと交わろうともしなかったし、そのシーンを好きな人たちの中で刺激しあい、独自の進化を遂げてきました。カラパゴス諸島の動物たちと同じように、他の音楽シーンに影響を受けることなく、流行にも左右されることなく(実際に表現しているバンドマンたちは音楽シーンの流行は敏感に捉えていましたけど)、自分たちなりの創意工夫を重ねながら進化すれば、それを好きな人たちが熱狂的に支持。好きな人たちどうしで文化を育み、他の偏見の目から自分たちを遠ざけた結果が、ヴィジュアル系のシーンを日本独自の音楽文化として発展させていきました。その魅力に気づいたのが海外の人たち。今でも日本の音楽ファンたちの間で、ヴィジュアル系は偏見の目で見られているシーン。だから、今も自分たちの世界の中での進化を繰り返している。だから、長く支持されているのかも知れません。

コロナウイルスのパンデミックは音楽業界に大きな打撃を与えていますが、そこから何かポジティブなものが生まれると思いますか?

今、みなさん新しいライブスタイルや、ファンたちとのコミュニケーション方法をいろいろ模索しています。なので、ポジティブものはかならず生まれます。

今は配信ライブも増えているので、海外の人たちでも、以前よりも多くヴィジュアル系バンドのライブを観れる機会は増えていますし、これからも、どういう形になるかはわかりませんが、増えていくと思います

最後に、vues.jpvues.jpに対するのミッションについて、もう少し詳しく教えて頂けますか?また、仕事のために連絡するにはどのようにすればいいでしょうか?

  Vuesは、自分が国内の音楽媒体向けに作り、配信しているニュース記事をストックしているサイトです。つまり、自分が記事を作って、いろんなニュースサイトに掲載した記事を、ついでに自分のサイトにも掲載している形です。目的は、「自分はこんな記事を書いてます」というプロモーションの意味と、少しでも多くの媒体に記事を掲載できたほうが依頼者にも喜ばれるので、その一つとして作りました。

なので、掲載している記事は、すべてメーカー・プロダクション・アーティスト自身から記事広告費としていただいて作ったものばかりですし、自分の作った記事以外は掲載していませんし、他の方の記事は掲載しません。

国内向けですが、海外の方でも、日本の音楽媒体にニュース掲載をしたいという場合、料金(そこは相談になります)を払っていただければ、国内のいろんな媒体にニュースを流しますし、Vuesにも掲載します。ただし、どの程度ニュースが掲載になるかという保証はないです。みなさん、それをわかったうえで依頼してくれているので、具体的な数字は示せませんし、それを求められるのなら、自分とビジネスはしないほうが良いです。依頼は、以下まで。

音楽(エンタメ)にまつわるインタヴュー・ライブレポート・レヴュー・NEWS記事作成・資料の文章制作などの仕事、随時受け付けております。よろしくお願いします。Vues Contact

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このインタビューは私(龍)がオリジナルに調整したものです。

ここ数年、東京で長澤さんに何度か会いました。 長澤さんに会うのはいつも面白かった。 そして、私は長澤さんに直接会えてうれしいです。

「ヴィジュアル系とは何ですか?」について多くの議論があるためです。。
長澤さんの視点を学ぶのは面白いと思いました。

それで、vk.gyの所長のJohnさんと一緒にインタビューをすることができてうれしかったです。