Interview with MISUI

Interview by Ryu & Momo

Vo.柳 @misui_ryu / Gt.天音 @misui_amane / Gt.湊人 @misui_minato / Ba.Tetsuya @misui_tetsuya / Dr.LANA-ラナ- @misui_lana
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このインタビューを受けて下さり、ありがとうございます!
昨秋、3周年を迎えられておめでとうございます。

JROCK’N’ROLL初登場となりますので、ミスイについてご紹介頂けますでしょうか?

バントコンセプト:
令和元年、東京都内にて結成。同年9月28日、池袋EDGEでの主催公演より正式始動。
コンセプトとして掲げた、人間が持つ「弱さ」を様々な角度から表現した詞・サウンドは幅広く、ビジュアルイメージを良い意味で裏切る耳馴染みの良いメロディ等も特徴的。

自己紹介をお願い致します。また、自分自身を表す一言をそれぞれお願い致します。

柳:Voiceの柳です。柳と書いて(りゅう)と読みます。「日本が誇る陰キャの王様」

天音:6月13日生まれ、双子座のB型、ゲームと芋が大好き、スーパーギターヒーロー天音です。

湊人:湊人。Return of Fenix

Tetsuya:日本の果て、北海道は東側出身ベーシストのTetsuyaです。

LANA-ラナ-:ドラムのLANA-ラナ-です。世界で1番可愛い天使です。

■ 自分自身を好きな漢字一文字で表すと何ですか?そして、なぜその漢字が好きなのですか?

柳:「弱」背負って歌ってますから

天音:「真」意外と真面目なんです

湊人:「蘇」諦めない

Tetsuya:「縁」日本には「袖触れ合うも多少の縁」ということわざがあります。数多くの巡り合せが今を築いていますので。

LANA-ラナ-:「糸」人と人との繋がりを作り手繰り寄せるという意味を込めて

■ 2022年を振り返って、漢字一文字で表すと、どんな一年でしたでしょうか? その漢字を選んだ理由も教えて頂けますか?

柳:「獄」一年間ほぼ毎回のライブで演奏した曲名にちなんで

天音:「瞬」あっという間に終わってしまった2022年

湊人:「赤」赤髪ポニテ

Tetsuya:「悩」苦悩の連続でしたが楽しい事も沢山ありました。

LANA-ラナ-:「道」自分にとっては試練のような1年でした。

ヴィジュアル系バンドとして活動しようと決めた理由は何ですか。

様々な音楽がある中で、ヴィジュアル系が魅力的だと感じた理由を教えて頂けますか?

柳:化粧をし髪を逆立て、衣装を着ると“もう一人の自分”になれる事に惹かれました。そのフィールドにさえ属していればどんな楽曲をやってもOKという懐の深さも魅力的です。

天音:キッズの頃の僕がなんかめちゃくちゃカッコいいと思ったからです

湊人:ヴィジュアル系が湊人を呼んでいた

Tetsuya:自分のルーツがそこにあったからだと思います。ヘヴィなサウンドに日本の歌謡曲的なメロディを載せる事が出来るのが特徴であり魅力だと思います。

LANA-ラナ-:表現力が無限大なことに魅力を感じました。あとはシンプルに好きや憧れがあったことからです。

日本のヴィジュアル系バンドの多くは、「他のジャンルよりも、ヴィジュアル系のほうが、自分たちをより良く、より自由に表現できる」と話しています。JROCK’NROLLでは、ヴィジュアル系以外の日本の音楽も取り上げていますが、日本の他のジャンルでも「自由な表現」で活動しているグループや個人の方々もいるように感じました。「ヴィジュアル系だからこそ表現できる何か」「他のジャンルでは表現できないもの」が何であるのかを知りたいと思いますが、ミスイの皆さまはどのようにお考えでしょうか。

柳:これは多くのヴィジュアル系アーティストが頭を抱えている問題だと思います(笑)。何故なら「ヴィジュアル系の特権」だったような表現も、昨今では様々なアーティストやアイドルグループ等が取り入れてしまっているからです。その中で“ヴィジュアル系だからこそ表現できる何か”をもう一度突き詰める(模索する)時代になったのかなと感じています。

天音:先輩方達が創り上げてきたものがヴィジュアル系だからこそのものだと思ってます 今では日本の文化とも言われるようにまでなったので、時代と共に更に昇華させたヴィジュアル系を表現していくことが今を背負っているバンド達ではないかと思います

湊人:ヴィジュアル系が持つ非現実的な世界観は他ジャンルでは到達できない深さがあると信じています

Tetsuya:現在におけるヴィジュアル系だからこそ表現できる物と言うのはサウンド以上に視覚的な情報だと感じます。メイクや衣装も勿論ですがライブではある種パンクやハードコアばりのパフォーマンスを行いつつフロアとコミュニケーションを取るスタイルはヴィジュアル系ならではと感じます。

LANA-ラナ-:端的に何故ヴィジュアル系と言うジャンル分けをされるのでしょうか?ヴィジュアル系バンドか否か?という問いに対しての答えが何となく頭に浮かぶと思います。それが答えであると思います。

ミスイ」というバンド名の由来は、「自殺未遂」という言葉に由来していると知って驚きました。「未遂」という言葉を選んだ理由は、人間の弱さや、苦しさに気づいてほしい、助けてほしいという気持ちにも繋がっているのでしょうか。

柳:その通りです。更にそれだけでなく「未遂 = これから何かを成し遂げる」という決意のような意味も込められています。

楽曲制作において一番のインスピレーションはどのようなものですか?

天音:沢山の音楽以外のことに触れる機会です 人、景色、芸術、なんでもいいです その触れた時感じたものに自分が音楽に対して感じてきた事、学んだ事を信じて足してあげるだけです

曲作りで大切にしていることは何ですか?

柳:その曲その曲の役割を明確にする

天音:1割の閃きと9割の努力

湊人:あーこれこれって感覚

Tetsuya:ヴィジュアル系ならではの「自由」も有れば「縛り」もあると思います。そのなかでどう自分達らしさを表現するか。

LANA-ラナ-:私はどうしてもキャッチーというか少しポップなイメージの曲しか作れないこともありお客さん目線で楽しめることが出来るようなフレーズから考えることが多いです。

」をコンセプトに、池袋 EDGEで正式始動されてから、心に響く歌詞とメロディに、多くのファンたちが魅了されてきました。私たち誰もが抱える弱さ、その弱さと向き合ったり勇気をもらったり、ミスイの曲に日々励まされてこの3年を過ごしてきたというファンも沢山います。

■ 3年間の活動を振り返って、特に印象的だった出来事や、始動時の気持ちと比べて、この3年間で変わったことや、予想外だったことはありますか。

柳:自分自身バンド活動は数年振りで念願だったので、良い波も悪い波も全て楽しみながら取り組めているなと思います。“自分達のペースで自分達が納得いく活動をしていこう”という始動時の気持ちは何も変わっていません。印象的であり予想外だったのは高田馬場AREAの閉店ですね。

天音:始動時は今までの自分とは変わりたくて何から何まで変える気持ちがありました 明確にどうなりたいとかは正直なかったのですがこの3年間で自分がどうなりたいか、どう在るべきかが明確になってきたかなと思ってます

湊人:根本的なミスイへの想いは変わってませんが、3年前よりも更に色々な事に挑戦しつつ自分を表現したいと思うようになりました。3年間のミスイの活動の中で新たな自分に出会うことができました

Tetsuya:基本的な物は変わっていないと思います。予想外と言うかある種痛感したのは自らの感覚を時代に寄せていく必要があると感じた事です。

LANA-ラナ-:始動から3年というのはバンドにとってもかなりシビアで節目でもあることから始動当初から自分なりの目標を掲げての3年間でした。有り難くも達成できることもあればまだ足りない部分もあってその都度メンバーと話し合って打破したり考えることは今でも大切なことだと思えるので始動当初から特に何も変わってないのかなとも思います。

ミスイとして活動してきた3年間の中で、一番嬉しかった思い出は何ですか?

柳:今のところではやはり昨年の渋谷WWWワンマンが良いライブになった事

天音:死場所という超名盤を作り上げた事

湊人:渋谷WWWワンマンで無料配布する用に手がけた曲を柳さんに「無料で配るのは勿体無い」と褒めてもらえた事

Tetsuya:自分達の作品やライブが誰かの心に刺さったと知った時です。

LANA-ラナ-:今作の証拠にて私が手がけた曲が初めて表題曲になったこと。

ミスイとして活動してきた3年間の中で、一番辛かったことは何ですか?

柳:ソールドアウトしていた初のワンマンライブをコロナの影響により中止せざるを得なくなった事

天音:ないです

湊人:昨年コロナになってしまい人生で初めてライブを休んでしまった事

Tetsuya:2020年の3月から6月丸々ライブ活動が出来なかった時です。

LANA-ラナ-:療養期間

2月22日に2nd MINI ALBUM『証拠』が発売されます。
このアルバムに対するメンバーの皆さまそれぞれの想いや、これからアルバムを聴く皆さんに「ぜひここに注目して聞いてほしい」というおすすめがありましたら教えて頂けますか。

柳:昨年リリースしたフルアルバム『死場所』が初期ミスイの集大成と言える渾身の作だったので、それを経てどんなミスイを届けるべきか凄く悩みました。僕は度々“死場所の向こう側”という表現をしているんですが、5人で一緒に次のステージへ向かおうという想いを感じ取って頂ける作品になったかと思います。

天音:5曲中4曲にギターソロが入ってます 泣きのソロから鬼のような速弾き、エフェクティブなソロまで色々入ってるので是非聴いて楽しんで欲しいです

湊人:5曲其々が確立した空気感を持っているから全部聞いて欲しいです

Tetsuya:楽曲としては過去作品で掲示して来た物と違う側面が揃ってると思います。我々5人が表現できるサウンドはまだまだ沢山あると再確認出来ましたし多種多様な楽曲が揃ってるからこそ初見の方に触れて頂きたい作品です。

LANA-ラナ-:全国各地から歳も育ちも違うこの5人が今東京で集まりバンドをやれてることは奇跡だと思っています。だからこそこの5人じゃないと作れないものを作ろうってなって1人が1曲を手がけた作品を作りました。これがミスイであるための証拠でありみんなへ届けるべきミスイの一つの形が出来たのかなと思っています。

2nd MINI ALBUM『証拠』収録曲について。

01.ドーパミン

LANA-ラナ-:ちょうどこの曲を手がけた時は肘を痛め始めた時で色んな感情が頭をぐるぐるしていました。まさにその気持ちを表すように目まぐるしい展開だったり少し哀愁感だったりでも根はキャッチーというかその時の自分を体現出来た一曲になったのかなと思います。

02.蝉時雨

湊人:デモとしては随分前からあった曲。ようやくみんなに届けられるのを嬉しく思います。情緒あふれる空気感にどこか儚さを感じ取っていただければと。

03.明日もし晴れたら

柳:シンプルに、ミスイの歴代楽曲の中で一番スローテンポな歌モノを作りたいというのがテーマでした。頭の中のイメージを具現化出来るほど楽器は弾けずPC操作も素人なので、ほぼ口頭で「こういうドラム叩いて」「ここはこういうギターで」と説明するというメンバー泣かせの方法でしたが(笑)、しっかり形にしてくれた4人のバンド力を尊敬&感謝しています。

04.自称・評論家

Tetsuya:僕自身ポップでキャッチーな曲が好きなので自分なりのポップ感を詰め込んだと同時に今までのミスイとは違った側面を掲示したつもりです。フレージングも華やかさを意識してブレイクビーツや管楽器も取り入れて多少のパレード感、ダンスミュージック感も取り込んだ曲になったと思います。

05.3004g

天音:クラシックって重さが必要ないのでハーモニーを求めて全パート全く違うフレーズを弾くらしいんですよ イントロアウトロ等はまさにそれです
The天音曲と言わんばかりの天音節が炸裂してます
ソロもおすすめなのですが、ソロ後のクリーンパートがそれまでの緊張感を緩和するかのようなそれぞれの絡みをしてます『静と動』

10月に、素敵なNEW VISUALが公開されました。
新しい衣裳のコンセプトや、注目してほしいお気に入りのポイントなどがありましたら教えて頂けますか?

柳:全員トレードマークの“縄”を一新した事が何よりのポイントです。個人的には初挑戦の七分袖やチラチラ肌見えするスカート風?のパンツが気に入ってます。

天音:テーマはパリコレです 衣装さんに好きなようにやっちゃってくださいとお任せしてます 見事に僕の体の弱点を補ってくれた肩のとんがりやハイウェストのパンツがお気に入り

湊人:湊人初パンツスタイル

Tetsuya:モノトーンな色合いと自分としては過去で有れば選択しなかったであろう装いです。個人的にはJUDY AND MARYのTAKUYAさんを参考にさせて頂きました(笑)

LANA-ラナ-:ヘアスタイルが変わったこともありイメージがかなり変わったと思われがちですが基本的に衣装に関しては今まで通りユニセックスなオーバーサイズでみんなにコスプレしてもらいやすいような衣装です(圧)

昨年は、LANA-ラナ-さんの休養期間がありました。普段とは違う体制でのライブが行われたり、大変なことも多かったかと存じますが、しかし、苦しい手術やリハビリにも耐えて復帰されたLANA-ラナ-さんの頑張りや、支えてくれるメンバーの皆さまそれぞれの頑張りと温かさに、私たちは心を打たれました。今まで以上に5人の絆、ファンとの絆も深まったのではないかとも思います。
LANA-ラナ-さんの休養と復帰について、メンバーの皆さまそれぞれの想いを教えて頂けますか?

柳:僕は割と普段から弱音を吐いちゃうタイプなんですが、この時期ばかりは“俺があたふたしてたらこのバンドが崩れる”という危機感があったので(笑)、常に冷静であるようにと心掛けていました。当たり前が当たり前じゃない状況でどんなステージを届けられるか、バンドの真ん中を担う者として良い修行になったなと今は思えます。復帰ライブは勿論ですが、個人的には久し振りに5人で音を合わせた何でもないスタジオの日が特に思い出深いですね。

天音:療養が決まった時はネガティブな気持ちよりもむしろネガティブなことだからこそ、ポジティブに、前向きな考えでいなきゃいけないなって思いでした じゃなきゃ帰ってくるちゃんらなや待ってる弱虫達に良くないなって思って けど、現実は本当に大変でしたね 助けてくれたドラマー達には本当に感謝でしたが、『これじゃない感』はどうしても付き纏うしやっぱり3年一緒にやってきたメンバーの大事さを再確認した時期でもありました 帰ってきて音を合わせた時の『これこれ感』の家のような安心感はすごかったですね

湊人:話を聞いた時はLANAにはまず第一に身体を大事にし、ゆっくり休んでほしいと思いました。しかしスタジオやライブでLANAのいないミスイを実感してしまい、5人で音楽を出来ている事は当たり前じゃないんだなと強く感じました。改めて一つ一つのライブ、5人で合わせる音をもっと大事にしていきたいと思いました。

Tetsuya:まず何よりリズムの軸であるLANAがいないと言う事はそれだけでミスイらしいサウンドを届ける事が非常に困難である事を意味します。リズム隊の相方としてどうすればミスイらしいサウンドやグルーヴを届けれるか、サポートして下さったドラマーさんにも協力頂き試行錯誤の連続でした。ただそんな状況の中でも楽しもう楽しもう、楽しむためにはどうすれば良いのか?それを考えた日々でした。療養を経て久々にLANAと音を合わせた時のベースとバスドラがくっ付く感じはとても懐かしく感じましたね。

LANA-ラナ-:療養後すぐは嫉妬に近い感じですかね…。自分は何も出来ずにただ痛みと戦う日々の中、本当に治るのか?だったり自分がいなくても成り立っていることに疎外感というか自分がいなくても良いんじゃないかって苦しむ時期もありました。でもメンバー、サポートして下さった皆様、そして私を応援してくれて、何より信じて待ってくれているファンや関係者の方がたくさんいてくれたこと、何より仲間からの励ましの連絡やファンの方からのDMが私の救いとなり前向きにリハビリを全力を尽くして復帰することが出来ました。術後、2ヶ月ぶりに初めてスティックを握ってドラムを叩いた時は嬉しくて涙が出ました。あの時の気持ちは忘れないです。

新宿LOFTでの5ヶ月連続単独公演「論より証拠」FINALについて。
メンバーの皆さまそれぞれの意気込みや想いをお聞かせください。「こんなライブにしていきたい」「ここに注目して楽しんでほしい」ということがありましたら教えて頂けますか?

柳:まずはロックの聖地のひとつである新宿LOFTという会場でミスイがワンマンライブを行う事。長年このシーンを愛し続けているお客さんが僕らのファンにも多いので、ミスイが持つ古き良きヴィジュアル系と老舗ライブハウスへのリスペクトを感じてもらえたら嬉しいです。このライブで『証拠』収録曲が初めて全て披露されるので、新旧入り混じったセットリストも楽しんで頂きたいです。

天音:新譜も発表され既に披露している曲もあるので、このツアーを経てどう進化してきたのか楽しんでもらいたいですね

湊人:ライブをみればミスイが分かる。論より証拠のタイトルに相応しい決定打の様なライブにしたいです

Tetsuya:僕自身ロックキッズでもあるので新宿LOFTと言う場所でミスイのワンマン公演が行える事が最高にアガります!ただ僕自身どんなライブだろうが会場だろうがワンマンだろうがイベントだろうが自分がやるべき事は変わらないんです。足を運んでくれた一人一人と最高のフィーリングを作り出したいです。

LANA-ラナ-:復帰後1発目のツアーであることもあり今作も今ツアーも5人でミスイということにこだわり尽くした期間と作品だと思っています。ここが私の居場所でありミスイLANA-ラナ-でいれる証拠。その意味と想いを込めて回っているツアーファイナルの新宿LOFTはまだミスイで立ったことのないステージですのでファイナルも含めこのツアーの意味に繋がると思っています。

論より証拠」福岡、仙台、名古屋、大阪、新宿という5都市を選んだ理由を教えてください。

柳:仙台・名古屋・大阪に関しては、日頃からライブをする機会が多い場所なので定期的にワンマンを行いたいというシンプルな思いです。その3都市と比べると福岡はまだまだ頻繁には足を運べていないのですが、前回の全国ツアーで特に手応えを感じた場所なので挑戦の意味も込めてスケジュールに加えました。そしてファイナルは拠点である東京都で盛大に。

■「論より証拠」というタイトルをつけた理由を教えてください。

柳:全てのアーティストがきっとそう言うと思うんですが(笑)、とにかく僕らはワンマンライブの満足度には自信を持っているんです。イベントライブでは伝え切れない魅力もワンマンを体験したらきっと分かってもらえるはず。ウダウダ言う前にとにかく一回観てみてよ!という素直な気持ちからです(笑)。

ワンマンライブだからこそできることの中で、最も楽しいのはどんなことでしょうか?

柳:持ち時間を気にせずセトリが組める

天音:自分らしさを思う存分に表現出来ること

湊人:湊人の物販紹介

Tetsuya:単純に沢山演奏できる事です。沢山ベース弾いてたいんで。

LANA-ラナ-:めちゃくちゃ喋れることですね。

ライブイベントをする上で一番の楽しみは何ですか?

柳:ミスイの事を支持してくれる方々を“弱虫”と呼んでいるんですが、やっぱり対バンイベントの時は新たな弱虫との出会いが楽しみですね。既にズブズブな弱虫達と一緒に巻き込んで取り込んでいくあの瞬間が大好きです。

天音:1曲目から気持ち的にも身体的にもペース配分を気にせず120%で臨めること

湊人:味方ばかりじゃない時ほど攻めの気持ちが大きい。そのテンション感。

Tetsuya:限られた時間という「縛り」がある事が逆に高揚感を刺激させてくれます。弱虫達もそうでない子達も全部しっちゃかめっちゃかにしたろ!というようなパンクハードコア的発想になれるのが楽しみですね(笑)

LANA-ラナ-:どれだけ目を合わせれるかをいつもめちゃくちゃ考えています。限られた時間、そしてドラムは位置的にも少し離れていて物理的に難しいパートではあるので全く見られない、もしくは見えないなんてこともたくさんあります。でも私はどんな隙間チャンスも逃さない。

ライブの日にすることの中で、難しいと思うことや、あまり好きではないことはありますか?(たとえばサウンドチェック、もしくは事務的なやり取りなど)

柳:メイク1番手になる事が多いので、普通に早起きがしんどいです(笑)。

天音:家から出る事

湊人:マイクの位置決め。対バンの日だと、リハーサルでどの辺にセットしてたか分からなくなって幕開いたあとメインスピーカーの迫り出し具合との兼ね合いでなんか違うかった?って思うこともある。立ち位置細かくいつも気になる

Tetsuya:ライブ前はどうしても身体が冷えてしまう事があってそれをどうするかが永遠のテーマです。

LANA-ラナ-:割といつも決まってるルーティンなので特にこれがというのはないですね。

 ■ ライブで地方に行くと、その土地の美味しいものを食べられると思いますが、いつも必ず食べている物や、お気に入りの食べ物・飲み物はありますか?

柳:気取らない価格のご当地モノはなるべく食べたい派です(笑)。どちらかと言うと、その土地のガチ名物!よりローカルなチェーン店とかに惹かれる傾向があります。名阪の「宮本むなし」とか福岡の「ウエスト」とか。

天音:ホテルから一番近いコンビニしか毎回行きません ローソンが一番好きです

湊人:福岡 博多ラーメン、大阪 カレー、名古屋 天下一品、仙台 おっぺしゃん、札幌 やき弁

Tetsuya : 最近各地にお気に入りの店も増えてきましたがその土地ならではにはあまりこだわらず良さげな店を探します。基本焼鳥とお酒が飲めればベストなんですが札幌という北海道の都市に行った時だけは別で豪遊します。

LANA-ラナ-:遠征前は絶対にご当地グルメをめちゃくちゃ調べて絶対にこれを食べるんだ!という気持ちになるんですが何故か悪いクセでいざ到着すると東京にもあるようなチェーン店が食べたくなってしまうので残念ながらそういうのはありません…。

自分にとって「音楽」とはどういう意味ですか?

柳:女みたいなもんですね(真剣)

天音:人生

湊人:自己表現

Tetsuya:タバコやお酒みたいな物で、必需品であると同時にあくまでエンターテイメントです。

LANA-ラナ-:自分を自分で居させてくれるヒーロー

音楽活動を続けて行く中で一番難しい点は?

柳:言葉の神様とメロディの神様との交渉

天音:時間の使い方

湊人:ミスイの事を初めて知ってもらった人にミスイの面白さや奥深さをどうすればしっかり伝えれるか日々模索しています

Tetsuya:自分自身の理想と現実的な能力をどう埋めていくか

LANA-ラナ-:改善点と妥協点の判断

英語や他の外国語を話すことは出来ますか?

柳:ミスイの歌詞は全部日本語です。つまりそういう事です。

天音:日本語もまともに話せません

湊人:海外に留学経験があるので、読み書きはできませんが簡単なコミュニケーション程度なら話せる様な気がします。

Tetsuya:鬼拙い英語(英検4級です)のみです。中国語で自己紹介だけ出来ます。

LANA-ラナ-:関西弁は外国語ですか?

柳さんへ:今後どのようなボーカリストになっていきたいですか?

ここまで来たら「引き際の美学」とかどうでもイイんで、惨めでも愚かでも歌い続けたいと思ってます。勿論ミスイで。

天音さんへ:今後どのようなギタリストになっていきたいですか?

スーパーギターヒーロー

湊人さんへ:今後どのようなギタリストになっていきたいですか?

唯一無二

Tetsuyaさんへ:今後どのようなベーシストになっていきたいですか?

仮に13〜15歳頃の自分が今の自分のステージを見たとして、「やべー俺もベースやりてーなー。カッケーよー。」と思わせれる様なベーシスト。

LANA-ラナ-さんへ:今後どのようなドラマーになっていきたいですか?

ただ後ろでどっしり構えて演奏するドラマーじゃなくて見てくれている人みんなと一緒に楽しんだり視覚的にも楽しめるようなドラマーになりたいです。ドラムってただ叩いているだけでもカッコイイって思ってるんですが演奏以外のところにもこだわって他にはなくて自分しかいない唯一無二のドラマーになっていきたいですね。

コロナ禍がまだ続いていますが、以前よりは少し落ち着き、日本と海外との交流も少しずつ再開しつつあります。しかし、コロナ禍で活動を続けることが困難になるバンドも多かったと思います。ミスイの皆さまは、コロナ禍を乗り越えて、いまも活動を続けることができているのは、どのような理由からだと思いますか?

柳:始動して約半年後にコロナ禍という割と早い段階でそうなったので、それがキッカケで挫けるというよりは“取り敢えず様子見ようか”的な姿勢が良かったのかなと思います。

天音:ミュージシャンでありアーティストでありエンターテイナーであり色々な肩書をもっていますのでライブ以外にも出来る活動がたくさんあります 止まらなかったことが大きな要因かなと

湊人:コロナ禍という状況との向き合い方もメンバーで沢山話せたからだと思います

Tetsuya:エクストリーム過ぎる事態ではありましたが、変に焦らず俯瞰で見られた事が良かったのかと。そして何より応援して下さる方々が協力してくれたというか理解下さった事が大きいと思います。

LANA-ラナ-:ライブハウスやバンドが決めたルールをメンバー全員が発信して、ファンの皆様がそれを守ってくれているからこそ活動することができていると思っています。感謝です。

2023年は、どのような一年にしたいですか?

柳:バンドも私生活も、小さな失敗を重ねずコツコツやっていきたいです(真面目)

天音:今年こそセレブになる

湊人:ギターとラテアートの鍛錬

Tetsuya:幸せでハッピーな一年に!

LANA-ラナ-:適度な休みを入れつつ健康的に…!

アーティストとしての信念や座右の銘があれば教えて頂けますか?

柳:とにかく“正直”である事。僕にはコレしかありません。

天音:努力

湊人:不死鳥の如く何度でも蘇る

Tetsuya:やりたい事は出来るまでやる!みたいな。

LANA-ラナ-:成せばなる

今後のバンド活動においての目標や、挑戦していきたいことはありますか?

柳:夢みたいな夢を語るとキリが無いので現実的な目標を。今より少しでもステップアップした状態で4周年・5周年を目指す。

天音:最初から言い続けている10年活動を続けることが目標です

湊人:時代に乗って自己表現する術を増やしていきたい

Tetsuya:音楽的な幅を拡げて沢山ブラッシュアップさせて行きたいですね!

LANA-ラナ-:目の前のどんな小さなことにも意味や目標を持たせ続けそれを共に達成していく。大変だとは思うけどこれをずっと続けていくことですね。後は少しずつ個人的な活動もやっていけたらと思います。

まだライブに来たことのない方々、これからミスイを観に行きたいなという方々に、一言お願い致します。

柳:イケメンに泣かされたら俺んとこ来い

天音:みんなでスクワット楽しいよ

湊人:いつでもおいで、湊人が君を待っている

Tetsuya:フリーハグみたいな感じで来て下さい

LANA-ラナ-:思っているよりも天使なのでメロメロバッキュンされに来てください

日本だけでなく海外にもヴィジュアル系のファンがたくさんいます。今後、海外でもライブをすることには興味をお持ちでしょうか。海外のファンたちにも、ぜひメッセージをお願い致します。

柳:俺は何処でライブが決まろうとも日本語でしか歌わないと思います。それでもイイなら呼んで下さい。愛してくれてありがとう。

天音:ヨーロッパ行きたいです お誘いお待ちしております

湊人:We are Yowamushi.

Tetsuya:勿論です。キッズの頃から沢山の洋楽アーティストに憧れて来た僕としては海外公演は一つの夢でもあります。簡単な事では無いですがいつかミスイのサウンドを生で届けたいと思っています。LANA-ラナ-:海を渡ってミスイを届けたいという気持ちはもちろんあります。簡単なことではないので軽々しくは言えないけど現実的に可能になった時には是非ミスイの想いを届けに行きたいなと思っています。