Interview with VINYL

INTERVIEW:珠城 悠
VINYL SNS: X (official) | 福井 祥史: X(Official) | 鈴木 新: X (offical)


元ストロベリーフィールズのVo.福井祥史と元黒夢のGu.鈴木新によるロックユニット VINYLが25年ぶりとなる待望の再始動。
1月29日に未発表曲を含む音源「unreleased」をアナログレコードにてリリースするお二人にお話を伺いました。



VINYL再結成の経緯について教えてください。

福井 祥史(以下福井)
10数年前からやろうとしていて、新からは新曲を数十曲もらっていたが、日常に流されていくばかりで、納得のいくメロディもできなかった2024年アーティスト写真を撮ると、ライブや、レコード発売が決まって行き、また、様々な関係者の皆さんとの巡り合わせと御協力により、ようやく動けるようになりました。

鈴木 新(以下鈴木)
再結成ではなく再始動。これまでも何度か一緒に音を出す機会はあったが、VINYLを動かすまでには至らなかったが、今回2人のタイミングが合ったという感じ。

──VINYLとしてライブ活動を再開された時の心境はいかがでしたか?

福井: 関係各所の方々、メンバーに感謝の気持ちでした。

鈴木: サポートメンバーをはじめ、スタッフや関係各所の方々に感謝の気持ちとライブ会場に足を運んでれたファンの皆さんに「ただいま」という気もちでいっぱいでした。


──再始動後初の音源「unreleased」がアナログレコードにてリリースされました。レコードでの発売に至った理由はなんでしたか?

福井: レコード会社からの提案VINYLなのでVINYL盤を。

── 「unreleased」各楽曲の解説をお願いいたします。

■A1.KEEP MY SECRET
福井: 自分にとって1番で大切な事を 誰にも言わない事によって磨いていく
それを死ぬまで続けていく決意。

鈴木: LIVEで盛り上がる曲をというコンセプトで書いた曲
リリース時より44マグナムの影響が色濃くうかがえるとの評価をいただくが、自分たちで消化をしつつVINYLの持ち味である一緒に歌える曲というのを目指しました。
たた、デモの時はギターソロをまんま44マグナムのI’M ON FIREを弾いていましたね。

■A2.これから
福井: 何があっても続けていくしかない 。
大丈夫、明日へ向かおう。

鈴木: これはVINYLとして1番最初に出来た曲。
当時いろんなレコード会社から声を掛けていただいたんですが、その中の1つ「ファンハウス」というメーカーでこれと「昨日にまさる恋しさの」をレコーディングしましたね。

A3.昨日にまさる恋しさの
福井: ストレートなLovesong VINYL結成のきっかけになった阪神大震災チャリティーイベントでも、演奏しています。

鈴木: 先に述べたようにファンハウスで録音したうちの1曲。「これから」はGo to VINYLのレコーディングと同時にレコーディングしたので、ベースにSEELA(D’ERLANGER)さん、ドラムを宮脇”JOE”知史(44MAGNUM)さんに演奏してもらっています。

■A4.ずっとそばにいて(Original Ver.)
福井: 3rdシングルのオリジナルバージョン、歌詞の一部、歌い方、ギターのアプローチが本来の自分たちの表現になっています。

鈴木: これも割と初期からある楽曲で3枚目のシングルにもなった曲。
Go to VINYLと同時期にバックの演奏だけ録音しておいてボーカルとギターソロを後から入れました。歌詞やギターソロに関して事務所から指示が出ていたり、MIXが本当に酷いものだったので、これはまた再録したいと考えています。

■B1.Don’t Wanna Miss You
福井: 大切な人と生きていく。

鈴木: これは表立った活動が出来ていない時、レコーディングばかりしていた時期に録音した曲です。

■B2.雨がやんだら
福井: 大切な孤独を抱いて歩き出す決意。

鈴木: TOPAZの曲で「364」という曲があるんですが、その曲のようにボーカルとギターで始まる曲が欲しくて書いた曲。エンディングのギターソロが確かフェイドアウトのつもりだったが、いつまでたっても終わらなくて結局最後まで弾いてる。いや、最後まで弾いたからフェイドアウトじゃなくなったのかも。

B3.Thank you(Rearranged)
福井: アルバムGo to VINYLに収録されている曲のunreleasedバージョン。

鈴木: 元々はGo to VINYLのレコーディング中に他界した私の父に向けて弾いた曲でしたが、昨年2024年に大阪で行われた芸術の祭典のレセプション用にリアレンジしたもの。
元々入れる予定ではなかったのですが、レーベルからの希望で収録となりました。

──「unreleased」はレコードでの発表でしたが、ゆくゆくはCDでのリリースも構想にありますか?

福井: 今の所考えていません。

鈴木: 今のところ予定はないです。

2025年1月29日リリース FAVN001 5,500円(税込) ※生産限定盤
A1. KEEP MY SECRET A2. これから A3. 昨日にまさる恋しさの A4. ずっとそばにいて(Original Ver.)
B1. Don’ t Wanna Miss You B2. 雨がやんだら B3. Thank you(Rearranged)


──お二人のバックグラウンドには44マグナムがありますが、最近ではどのような音楽を聴かれていますか?

福井: 赤い公園 / Animals As Leaders / CHON / FLATBACKER / LE SSERAFIM

鈴木: 車で聴く機会が多いのですが、近年よく聴いたのはマネスキン。
あとはメタル以外で昔よく聴いていたものなんか聴きますね。
レベッカであったりマドンナであったり。
基本的に女性ボーカルが好き。

──今後の目標を教えてください

福井: 新曲の録音とリリース

鈴木: これはもう新作の発表。みんなに聴いて欲しくてウズウズしてる。

──ファンと読者の皆様にメッセージをお願いいたします。

福井: 今まで言った事が無い場所にも行きたいと思います。待っていてくれた皆さん、初めて触れてくれた皆さん、VINYLと一緒にFUCKIN KILLER ROCK’N’ROLL SHOWを作り上げましょう。

鈴木: ガキの頃に憧れたロックをVINYLというフィルターに通して再現していくので、まずはライブを体感しに来てください。そして俺たちを呼んで欲しい。