Interview: Tamaki Yuu (JRNR staff) Translation: Ryu
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Generich.様、インタビューの機会をいただき有難う御座います!
・これまでの活動歴を踏まえた自己紹介をお願いします。
《一真》Generich.の一真(かずま)です。色々役割はありますが主にギタリストとメインコンポーザーという立ち位置です。宜しくお願い致します。
実は自分には特筆するような活動歴は無いんですよね。00年代に仙台で活動していたヴィジュアル系バンドに在籍はしていましたが自身の活動期間としては半年ほどでしたし、その後は完全に音楽活動をストップしていましたので…
様々な縁があり、2021年5月から本格的に音楽活動を再開する事になりました。ですが22年のブランクは大きく、分からない事だらけ…苦戦しています。ほぼ新人と変わりませんね!
《泰》ボーカルの泰(やす)です。宜しくお願いします。
作詞作曲アレンジの他、ミックス・マスタリングエンジニアみたいな事もたまにやってます。
活動歴としては2014年に4年半やっていたバンドを畳んで、2015〜2016年にNILSTAREと言うユニットで2曲発表して以降、封印されし者となってました。
カフェ巡りが好きな闇属性です。
・Generich.結成の経緯についてお聞かせください。
《一真》自身の音楽活動再開にあたり、ソロともバンドとも違う活動形態を考えていて。「生命」をコンセプトに、生きる物の永遠のテーマである「生と死」を題材とした楽曲をメインに、その楽曲の性質に合わせて色々なボーカリストをゲストで呼ぶ形のユニットとして構想を練っていました。更に楽曲とリンクするアート要素も加えて唯一な世界観と活動形態を構築しようと考えたんです。それがGenerich.の始まりですね。泰の事は当初1st EPのゲストボーカルとして誘ったんですが、このまま一緒に作品を作りたいという想いが重なり、結果的に2人組のユニットとして活動を正式にスタートする運びとなりました。
《泰》Twitterでふわっと「何か一緒にやれたら良いですね〜」のやりとりが始まりと言うかフラグと言うか…
それから1年位経ってからかな?一真さんからお誘いの連絡を受け1st EPに参加する事になり、そのままじゃあって流れですね。
ブランクのある期間、僕も何かまた新たな音楽活動がしたいとモヤモヤしていたタイミングだったので即答でオッケーでした(笑)
・お互いの第一印象はどんな感じでしたか?
《一真》楽曲やボーカルスタイル、外見などからはクールでダークな印象を持っていましたね。暗くて大人しい子なんだろうなと勝手にイメージしていたのですが、実際に話してみると気さくでノリが良くて驚きました。まさにギャップ萌えですね。
《泰》いや、暗くて大人しいは間違っていない。
一真さんの第一印象は…Generich.を始める前のemonchhichi名義の作品を先に聴いていたのでセンスある人だなーと。
あと、バイタリティ高いのとコミュ力オバケ。
・お二人が影響を受けた音楽を教えて頂けますか?
《一真》好きな音楽ジャンルで言えばJPOP、ヴィジュアル系、ポストハードコア、スクリーモ、ピアノエモなどですね。そこから少なからず影響を受けていると思います。学生時代から主に聴いていたのはMr.Children、GLAY、LUNA SEA、BUCK-TICK、La’cryma Christi、Laputa、Yngwie、MICHAEL、Skid Row、Radiohead etc…挙げればキリが無いですね!その辺りがルーツだと思います。
《泰》MALICE MIZERが原点であり頂点なんですが、ルーツとしては90年代ヴィジュアル系がバックボーンに根強くあります。それとゲーム音楽(FFやゼルダ)だったりジブリ音楽(久石譲さん)の影響とかが強いのかもしれません。
他に歌謡曲やクラシック・メタル・エレクトロニカ・アンビエント・アニソン等々…
幅広くアンテナを張ってるので、ジャンル関係なく良いと思った音楽からは常に影響受けてますね。カオスです。
・お二人とも作詞をされていて、繊細な想いを表現される力が素晴らしいと感じています。そのバックグラウンドにある影響を受けた本等があれば教えて下さい。
《一真》学生の頃は好んで小説を読んでいましたね。映画の原作や時代劇ものが多かったかなと。将来、本に携わる仕事がしたいなと考えていた位でしたね。後は漫画かな。「うしおととら」「ベルセルク」辺りは人生のバイブルです。歌詞を物語として書く事が多いのですが非日常的、空想的なものはアニメや漫画からの影響は大きいと思いますね!
《泰》僕は逆に活字が苦手なので小説とかは全く読んでません。
漫画は読むけど、影響を受けた本ってなると特に無いんですよね…
アニメやゲームからのインスピレーションは大いにあるかも。
歌詞の方向性や内容は曲が呼び寄せるので、後はそこに合った言葉を探す旅に出ます。
・最初に触れた楽器は何でしたか?
《一真》え、なんでしょうね?縦笛かピアニカ、カスタネットなどではないでしょうか?大概皆さん一緒だと思います…という冗談はさておき、バンドマンとしては勿論ギターですよ!家にあったクラシックギターと友達から買った安価のエレキギターが最初に触れたギターでした。そこから色々買い揃えましたね。ドラムもほんの少しなら叩けますよ。
《泰》家にあった電子ピアノ…小学生の頃から好きなゲームの曲のメロディーを耳コピしながら弾いて遊んでました。
その後にギターだったかな?
姉の友人から譲ってもらったEpiphoneの白いレスポールカスタム。重かったなぁ。
Marshallのアンプに繋いで初めて音を出した時の感動は忘れない。
・遠距離で活動を共にされていますが(Vo.泰さんが熊本。Gt.一真さんが宮城在住)そこでメリットを感じる部分はどこでしょうか?
《一真》ライブを演らない(やれない)事がメリットです。スケジュールに縛られにくいのでマイペースに活動を続ける事が出来るのと、音源制作に集中出来る事ですかね。ライブでは再現が難しい様なアレンジも制限無く出来るので楽しく楽曲制作が出来ています。遠距離ですが不憫さを感じた事も無いですね。
《泰》距離がある分「個」として余裕がある所。
変な例えかもしれないけど、得体の知れない所。
制作の面では納期を除いては自由度が高いので、特殊なスタンスですがやり易いです。
・曲作りで大切にしていることは何ですか?
《一真》Generich.においては「泰のアイディアをどんどん取り入れる」事ですね。自分の物差しだけでスケールを小さくしたくないので柔軟に意見を取り入れる事を心掛けています。自分のポリシーや趣味嗜好では無かったとしてもまずは試す。ではないと2人でやっている意味も理由も無くなるので。何より泰のセンスを信じています。ソロは勿論、好き勝手しますけどね。
《泰》一真さんの曲では自分の色を織り混ぜつつ、曲そのものが持つ魅力をブラッシュアップする事ですかね。
全体的に聴いた時のバランス、音のコーディネートやレイアウトが美しいかどうかは凄く意識します。
自分の曲は描いてるイメージをどこまで具現化できるか、に尽きますね。
・Generich.で特に思い入れの強い曲を理由と共に教えて頂けますか?
《一真》「Journey」ですね。この曲が出来たからこそGenerich.を始める事が出来たので。メロディックかつポップで親しみやすく、老若男女に愛されるような楽曲だと思います。歌詞の内容からも分かりますが、親しかった亡き人達に宛てた音楽の手紙、として制作しました。全ての始まりと終わりを感じる事が出来る、尊く美しい物語ですね。
《泰》「Journey」と言いたい所ですが「Mother」で!
僕がこの曲からアレンジ含め一から絡み始めたので、ある意味もう一つの始まり。
制作過程が中々大変だったのもあるし、その中で得るものが沢山ありました。
・2ndEP「MOTHER」について。
緻密に練り上げられた楽曲と美しい世界観でかなりの反響を呼びました。
それぞれの楽曲の解説をお願い致します。
M1.Mother
《一真》「羊水の海を漂流する胎児」というコンセプトで制作した楽曲です。1st EP収録の「Drifter」というインスト曲があるのですが、そちらの続編という形で書き下ろしました。
ダークな歌詞に合わせて自分なりに妖しくカッコいい曲を想像したらこうなりましたね。ポップで親しみやすい「Journey」とは一味違う魅力があると思います。
《泰》この曲デモの段階ではシンプルだったんですが、深く沈み込む様なデカダンスをエッセンスにドラマティックなアレンジを加えて、壮大なスケールながらコンパクトな仕上がりになりました。
同じバッキングセクションが出てこない特殊な構成になってますが、ギュッとしてるので聴き易いと思います。
歪と美。二人の化学反応が起こった曲ですね。
M2.NaiaS
《一真》「Mother」とは対照的に、単純なコード(ほぼAmとDmのみで構成)で淡々と進行する事でアンニュイ感がより際立つ楽曲ですね。シタールや民族楽器を要所にアクセントで入れながら異国チックにまとめましたが、バッキングギターをあえてポップなアレンジにした事で、オリジナリティ溢れる一曲に仕上がったと思います。こういう楽曲を作らせたら宇宙一だと自負しています。まさに「一真節」ですね。
《泰》ストレートでありつつ、さり気なく変化球が盛り込まれた独特な空気感のある曲かなーと。
タイトルの「NaiaS」(ナーイアス)と言うのはギリシャ神話の川や泉に存在する妖精の事で、そこの水を飲むと病が治る(歌詞中では願いが叶う意味合い)と言う伝承があり、その代償に己の身に災いが降り掛かる。
愛しい人の「死」を受け入れられず禁断の力「再生」を求める物語。
例えそれが心を持たなくともお前は愛せるか?と言う曲です。
死と再生と言うテーマの部分ではコンピレーションアルバムに収録されてる「GAIA」に通づる部分がありますね。
因みにNとSが大文字になっているのはコンパスの方角を意味してて、間のaiaも縦に並べたら針みたいになるので「MOTHER」のジャケットデザインに瞳の中のコンパスって感じで表現してます。
・6月30日にコンピレーションアルバム「SYNERGY-resonant-」がリリースされました。
各アーティストの魅力が詰まったこのアルバムを作成しようと思ったキッカケは何でしたか?
《一真》制作のきっかけは後輩の何気ない一言でした。電話で話をしていた時に会話の流れで「何か皆んなで面白い事やりたいですねー、一真さん企画お願いします!」と言われまして。面白そうだなと。そこからコンピレーションアルバムを作る流れになりました。以前から他アーティストとのスプリット音源の制作なども構想していたので、それが叶う良い機会になりました。
《泰》ずっと前から個人的に常々こう言う企画はやりたいって思ってて、Generich.ならできるんじゃないかと一真さんに案を出した所、丁度同じ事を企てていたと(笑)
タイミングが合致した流れですね。
・どんな思いを込めて「SYNERGY-resonant」と言うタイトルにされたのでしょうか?
《一真》泰が「SYNERGY」「resonant」というワードをチョイスしていて。それを並べてみました。想いは泰から説明を!
《泰》参加して頂く皆さんにとって良き相乗効果のある意味が良いなって思ってて、幾つか案はあったんですが…
シンプルにそのまま「SYNERGY」になりました。
Generich.を好きで聴いてくれた人が、このアーティスト・バンド今まで知らなかったけど「お、好み!」「もっと知りたい!」みたいに感じてくれたらめちゃめちゃ嬉しい。
逆も然りで、主催のGenerich.は知らんけど…「ふーん、ええやん?」みたいに思ってもらえたらもっと嬉しい(笑)
中々交わる機会のない層のリスナーさんの元に届けられるのがオムニバスやコンピレーションアルバムの強みですね。
・集まった各アーティストの曲を聴かれてどのような印象を持たれましたか?
《一真》参加アーティストからお預かりした楽曲を聴いてすぐに「これはとんでもないコンピレーションCDになる」と確信しました。見事にタイプの違う楽曲が集まったので通して聴いていて楽しかったですね。聴いて下さった方は皆さん同じ印象だと思います。一枚のアルバムとして成立した素晴らしいコンピレーションアルバムです。
《泰》偉そうに言う訳ではありませんが…軸・芯がきちんとあるアーティスト・バンドさんばかりだなぁと。
それぞれが確固たる色や輝きを持っている。
色んな人が聴いても新しい「好き」が見つかるコンピレーションアルバムになったのではないかと思います。
因みに春月さんの「朝霧」と人外商店 feat.巡神 蓮さんの「縁」は僕が作曲等してます。
・今後の活動予定について教えてください。
《一真》Generich.は第3のフェーズに入っていきます。構想は完成しているので楽曲制作とコンセプトアート制作を少しづつ進めています。また、個人としてはソロ活動やアーティストへの楽曲提供なども行っていますので力を入れていきたいですね。コンピ第二弾も制作を開始しています。今後の展開も楽しみにしていて下さい。
《泰》先の先まで既に決まってる動きに向けてスタートしてます。
個人的な活動だと何かやるかもしれないしやらないかもしれない…と言った所ですね!なんせ気まぐれなので…
一先ずはGenerich.コンピ第二弾の制作に入っているので楽しみにしといてもらえたらなと。
・ Please introduce yourself based on your past activity.
Kazuma (一真): This is Kazuma from Generich. My position is various, but my main position is on guitar and I am also the main composer. Actually I don’t have a past which deserves a special mention. I was a member of a visual kei band that was active in Sendai in the 2000s, but I was only in the band for about a half year and after that I completely stopped my music activities…
As I still had a bunch of connections with various bandman, I resumed my activity from May 2021 with all earnestness. However, having not done anything for 22 years is a big gap and there are many things I don’t understand anymore… so I am struggling with stuff. I really feel like a newcomer!
Yasu (泰): Nice to meet you. I am Yasu. My position is songwriting and arranging. I also occasionally work as a mix/mastering engineer. As for my history, In 2014 I was in a band which was active for 4½ years. In 2015-2016 I also released two songs as a unit called NILSTARE and after that I became a sealed person. I’m just a dressed in dark person who likes visiting cafes.
・ Please tell us how Generich. was formed.
Kazuma: I was thinking of starting my activity as a soloist, just based with a concept of “life“. So the main theme is “life and death“, which is the eternal theme of living things. So I thought about adding various art elements linked with music with a unique worldview, which was the start of Genrich. At the beginning Yasu was invited as a guest vocalist for our 1st EP. But our desire to continue working together overlapped which lead us to decide to formally start the activity as a unit.
Yasu: I guess about a year ago, on twitter I wrote that it would be nice to do something with someone together again. And then I received an invitation message from Kazuma which made me decide to participate in the 1st EP. During my own blank period I also wanted to do something new with music, so this was so to say just the right timing. (laugh)
・ What were your first impressions of each other?
Kazuma: My image was that he had a cool and dark impression from his music, his vocal style and appearance. So I imagined him being dark and quiet, but when I actually talked to him, I was surprised at how friendly and upbeat he was. It’s really a big gap.
Yasu: Well, you didn’t imagine it that wrong, I can be dark and quiet as well.
My first impression of Kazuma was…That he has a good taste after I listened to his music which he released as emonchhichi before. Also he is highly vital and communicative.
・ What music influenced you?
Kazuma: My favorite genres are JPOP, visual kei, post-hardcore, screamo, piano and just emotional music. I think I am influenced to some extent by those genres. Back then when I was a student, I mainly listened to Mr.Children、GLAY、LUNA SEA、BUCK-TICK、La’cryma Christi、Laputa、Yngwie、MICHAEL、Skid Row、Radiohead etc… I guess there where my roots come from.
Yasu: MALICE MIZER at their peak. But my roots are deeply rooted in the 90’s vkei. Also I was influenced by game music (Final Fantasy and Zelda) and Ghilbli music.
Other music such as pop, classical, metal, electronica, ambient, anime songs, etc…
I’ve a wide range of what I like, so I am always influenced by music that I think is good regardless of the genre.
・ What kind of books have influenced you?
Kazuma: When I was a student, I liked reading novels. There were a lot of movies and dramas which were original novels, so back then I even wanted to have a job related to books in the future. Even Mangas such as “Ushio and Tora” and “Berserk” are the bibles of life. I often write my lyrics as a story, but I think that anime and manga have a big influence on extraordinary and fantastical things.
Yasu: On the contrary, I’m not really good at reading, so I don’t read novels at all. I do read manga, but I don’t really have any particular titles that have influenced me. But I still get a lot of inspiration from various anime and games. The song calls for the direction and content of the lyrics, and the rest is a journey to find the right words for it.
・ What was the first instrument you played?
Kazuma: I wonder what it was? hmm, wasn’t it a vertical flute? A Pianica, or a Castanet? I think most of us played such instruments for the first time… well joke aside, as a band member, of course, it’s the guitar. My first guitars were just a classical guitar, later I bought a cheap electric guitar from a friend. From there I bought various instruments, I even can play the drums a little.
Yasu: The Keyboard I had at home…. Ever since I was in elementary school, I have been copying the melodies of my favourite game songs. I guess I played the guitar after that. An Epiphone white Les Paul Custom that was given to me by a friend of my sister’s. It was heavy. I will never forget the excitement I felt when I connected it to a Marshall amp and played it for the first time.
・ How do you work together from a long distance? (Yasu lives in Kumamoto and Kazuma in Miyagi)
Kazuma: Well, the main struggle is that we can’t perform live. It’s hard to schedule. However, we can continue our activity just at our own pace and concentrate to produce good songs. Anything which might be hard to play live can be created without the need to keep that in mind, so we can create whatever we want. Even though we live so far away, it never bordered me.
Yasu: It’s creating an “individual” room because of the distance.
It may be a strange analogy, but it gives a space where you don’t know what you’re getting. In terms of production, except for deadlines, we have a lot of freedom, so it’s easy to work with, even though it’s a special stance.
・What do you value the most when making music?
Kazuma: For Generich., I try to incorporate Yasu’s ideas as much as possible.
I don’t want to make our scale smaller by my own standards, so I try to be flexible and incorporate ideas. Even if it is not my policy or taste, I like to try it out first. Otherwise, there is no meaning or reason for the two of us to work together. Above all, I trust Yasu’s musical sense.
Of course, I can do whatever I want as a solo artist.
Yasu: With Kazuma’s music, I try to mix my own colours and brush them up to give the song its own charm.
I’m always conscious of the final balance of the song when listening to it as a whole. I always pay good attention if everything flows beautifully.
My songwriting is about how far I can realize the image I have in my mind.
・ Could you tell us which Generich. song you are particularly proud of and why?
Kazuma: It’s “Journey”. Because of this song, I was able to start Generich. It’s a song that’s melodic, pop, friendly and loved by men and women of all ages.
As you can notice from the lyrics, I created this piece as a musical letter to my dear passed away loved ones. It’s a precious and beautiful story where you can feel the beginning and the end of everything.
Yasu: I also wanted to say “Journey”, But I will say “Mother”!
In a sense, it is another beginning, since I started to be involved with this song from the very beginning, including the arrangement. The production process was quite difficult, but it did teach me a lot.
・ Let’s talk about your 2nd EP “MOTHER”. The well-crafted music with a beautiful sensational world view.
Please explain each song to us.
M1.Mother
Kazuma:This song was written based on the concept of “a fetus drifting in a sea of amniotic fluid,” and is a sequel to the instrumental song “Drifter” from the first EP.
When I imagined a mysterious and cool song in my own way to match the dark lyrics, it turned out like this. I think it has a different charm from “Journey,” which is pop and friendly.
Yasu: This song’s demo phase was simple. However we Added a dramatic arrangement to the essence of the decadence that sinks into you. Despite its grand scale, it has a compact finish. It’s a special composition that doesn’t have the same backing section. It is easy to listen to because it feels very tight. Distortion and beauty. It’s a song about a chemical reaction between the two.
M2.NaiaS
Kazuma: In contrast to “Mother,” this song was created by using simple chords (consisting almost exclusively of Am and Dm) and because of its unhurried progression it takes the sense of dullness even away.
The song has an exotic feel because of its accents of sitar and other ethnic instruments, but the backing guitars are arranged in a pop style, which gives the song an original taste. I dare to say proudly that I am the best at creating such kinds of music. It’s truly a “Kazuma” one of a kind.
Yasu: The song is straightforward, yet has a unique atmosphere with subtle changes.
The title “NaiaS” refers to the nymphs that existed in the rivers and springs of Greek mythology, and there was a legend that drinking the water there would cure illness (in the lyrics, it means that your wish will come true), but in return, you will pay the price for it.
A story about not being able to accept the “death” of a loved one and seeking the forbidden power of “rebirth”. For example, the song also says “Can you (feel) love without having a heart?”. The theme of death and rebirth is similar to that of “GAIA” on the compilation album.
The N and S are capitalised to indicate the direction of the compass, and the “aia” between them, when aligned vertically, looks like a needle, so it is expressed in the jacket design of “MOTHER” as a compass in the center of the pupil.
・The compilation album “SYNERGY-resonant-” was released on June 30th. What made you decide to create this album, which is filled with the charm of each artist?
Kazuma: I decided to produce it, because a junior gave me the idea. We were talking on the phone and in the flow of the conversation he said “I want to do something interesting with everyone, Kazuma-san, please let’s do it”, I thought it surely would be interesting to try it out. And so I started to create a compilation album. It was already a long wish to produce such an album together with another artist, so it was a nice opportunity to make it really happen.
Yasu: I always wanted to do a project like this myself. And just when I proposed it to Kazuma, he was just planning to do the same thing (laugh). So the timing was perfect.
・ How did you come up with the title 「SYNERGY-resonant」?
Kazuma: Yasu chose 「SYNERY」 and 「resonant」. I just added the “-” between both words.
Yasu: I thought it would be good to have a synergistic meaning for everyone who participates, and I had a few ideas, but…It simply became “SYNERGY” as it is.
People who liked an listened to Generich, would now have the opportunity to discover about artist they didn’t know yet and might would go like “Oh, nice!” “I want to know more!”.
The reverse is also true, Those who don’t know Generich. might think “Wa, what’s this?”, I would be happy if people would think that as well.
The strength of an omnibus or compilation album is that it can reach a segment of listeners with whom you may otherwise not have the opportunity to encounter.
・What was your impression when you listened to the songs of the artists on the compilation album?
Kazuma: As soon as I heard the music we received from the participating artists, I was convinced that this would be a tremendous compilation CD. It was fun to listen to the songs through the collection of splendidly different types of music. Everyone who listened to the album had the same impression. It turned into a wonderful compilation album that works as a single album.
Yasu: I don’t mean to sound like a big shot, but…all the artists and bands seem to have a solid axis and core. Each has its own solid colour and brilliance. I think that it has become a compilation album that many people can find new “favourites” by listening to it. btw Hal. (春月) – Asagiri (朝霧) and Jingai Shouten from Megami Ren (人外商店 from 巡神蓮) – En (縁) are composed by me.
・Please tell us about your plans for future activities.
Kazuma: Generich. will enter the third phase. Since the concept has been completed, we are gradually proceeding with the production of music and concept art. As an individual, I would also like to focus on solo activities and providing music to artists. We have also begun work on a second compilation. Please look forward to the future development.
Yasu: We are starting toward a movement that is already set for the future.
When it comes to personal activities, I may or may not do something… That’s what I said! Because it’s a whim…
First of all, I’m in the process of producing the second Generich compilation, so I hope you look forward to it.